のんきんぐ

ゆるい狩猟

ハンターになろう!狩猟免許取得からわな猟を始めるまで


こんにちは。

 

私は2023年冬からわなを使った狩猟を始めた、新米ハンターです。

会社員の傍ら、街に住みながら山に通い狩猟をおこなっています。

実はわなの狩猟免許をとったのは2年前で、それまでは免許を持ったはいいいが狩猟をしていないペーパーハンターでした(笑)。

 

この記事では狩猟に興味がある人や、ペーパーハンターに向けて狩猟の始め方について説明します。

 

狩猟を始めたきっかけ

そもそも、私が狩猟に興味を持ったのは子供の頃近所の猟師さんに頂いたイノシシ肉を食べたことがきっかけです。それが今まで食べたどのお肉よりも味が濃くて脂が乗っていて美味しくて感動しました

 

なかなか手に入るものでもなかったから、頭の中にこびりついて強い印象を残しました。ことあるごとにその味を思い出し、「お肉、美味しかったよなあ・・・」とイノシシ肉に思いを馳せました。

 

かと言って普通に生活する上でジビエとは縁がなく、趣味で登山やキャンプなどをして自然や生き物と触れ合って楽しんでいました。アウトドアは楽しくてその趣味の延長で、ふと自分でイノシシをとってみようかなと思いました。

 

そのままの勢いでよく調べもせずになんとなく狩猟免許を取得しました。猟銃ってなんとなくとっつきづらいし、よくわからないからとりあえずわなからかな?と思って、とりあえずわな猟免許の講習を受けて試験を受けました。

なぜ免許をとったのに狩猟を始められなかったのか?

そして狩猟免許の試験を受けて合格し、晴れて憧れのハンターに…

 

とはならず、

そのあと何をしていいか分からず、「ペーパーハンター」となります(笑)。

 

わな猟ツアーなどの狩猟イベントが開催されているのは知っていましたが、なかなか一人で行く勇気も出ずただハードルを高く感じていました。

 

なんとなく、狩猟したいという状態から狩猟を始めるというのはなかなか高い壁があるように感じました。狩猟をやる覚悟もなかったのかもしれません。

 

以前の私のように漠然と狩猟をやりたいと思っている人やジビエに興味があるひとは多いと思います。

 

実際に狩猟免許の会場には驚くほどたくさんの人が来ていたし、若い人も大勢いました。でも、その中で狩猟を始められる人は少なく、免許をとって終わりの人も多いようです。

 

では、その状態からどうやって狩猟を始めれば良いのでしょう。

 

どうやって狩猟を始めたのか?

晴れてペーパーハンターとなった私は、2年ほど特に狩猟はせず登山やキャンプなどのアウトドアなどを楽しんでいました。

 

その間に結婚し、旦那と一緒に暮らすようになります。一人じゃなくて二人ならできるかもしれないと思い、再度狩猟に対する興味が湧き始めました

 

旦那はアウトドアや生き物が好きですが、狩猟免許は持っていないのでなんとか説得して狩猟免許を取らせました。

 

二人だからと言って、やっぱりすぐに狩猟を始めることはできませんが、狩猟フェスタなどのイベントに行き情報収集をしました。

 

その中で出会った人に「狩猟を始めたい」と話してみましたが、どこでどうやってやればいいのか、なかなか思うような答えを得られませんでした。

 

「親がやっていた」

「自分の畑で有害駆除をしている」

「わなじゃなくて銃しかしていない」

 

など、私たちのように、街に住みながら山に通いわな猟をしたい、しかも自分の土地はなくどこで狩猟していいか分からないと言う人に最適な回答は得られませんでした。

 

それでもせっかく参加したのだからと、いろんな人に話を聞き別の機会にあるわな猟のイベントを紹介してもらい参加することにしました。

 

そしてわな猟のイベントで聞いた別のイベントにも参加し、主催の人に「狩猟をしてみたい」というと、私たちの住んでいる近くで単独でわな猟をする今の師匠に出会いました。

 

そこからはトントン拍子で話が進み、師匠と一緒にわなを設置したり、見回りをし、いろいろなことを教えてもらえるようになりました。

くくり罠で捕獲されたシカ

 

ペーパーハンターが狩猟を始めるには?

今の師匠はとても穏やかでおしゃべりな方で、初心者で狩猟のことが何も分からない私たちに色々教えてくれます。

 

運よくそんな師匠と出会うことができましたが、やっぱり一人であってもまずは狩猟イベントなどに行って、いろんな人に積極的に話を聞いて情報収集をするのが一番だと思いました。

 

狩猟の世界はまだまだ超アナログで、人と出会い、教えてもらうのが、一番の近道なのかもしれません。私たちのように狩猟イベントでもいいし、地元の猟友会で話を聞いてみても良いかもしれません。

 

たらい回しにされたり、思うような回答が得られないこともあるかもしれませんが、諦めてはいけません

千と千尋の千のように

「狩猟がやりたいんです!!」

とバカの一つ覚えのように唱えていれば必ず、狩猟を教えてくれる人に出会えるはずです。

 

勇気を持って行動して、ペーパーハンターを卒業しましょう。

 

 

スイスの絶景を楽しむ!ベルニナ急行でイタリアへ

マイエンフェルトを出発してクールへ向かう。次はクールからベルニナ急行に乗ってイタリア・ティラーノへ向かう。

 

今回はベルニナ特急に乗りたい人に向けて情報をまとめてみた。

 

 

ベルニナ急行…の前にクールで腹ごしらえ

スイスの外食は高い。でもお腹は空くのでクールで食を求めてフラフラしていると「COOP」の文字が。ご存知、私たち御用達のスーパーである。

 

迷わず駆け込み、いつものごとくパンで空腹を誤魔化す予定だったが、スーパーの二階に「COOP restaurant」があり、ひかれて入ってみることに。バイキングでとった分だけ払う形式で思ったよりも安い!さすがCOOP!!

 

パンとウィルスト。他のレストランよりも格段に安い

味も美味しかったのでクールでお腹が空いた時には「COOP restaurant」をおすすめする。その後、列車の中で食べるものや飲み物をCOOPで仕入れることもできる。

 

COOPで仕入れたものたち

 

ベルニナ急行について

私がスイスへ行きたいと思った理由の1つはトレッキングで、もう1つはこのベルニナ急行に乗ることだった。

 

クールまたはサンモリッツから国境を超えてイタリアのティラーノまでを結ぶパノラマの観光列車である。世界遺産に登録されているレーティッシュ鉄道のアルブラ線とベルニナ線上を走る列車でもある(アルブラ線は氷河特急でも走る)。

 

列車外観

 

約4時間ほどのルートで、高低差が1823mもあるのにも関わらず、登山列車についている返し(坂道で車体が落ちないようにするためのもの)がついていないため、急勾配を走ることができず大きくカーブしながらゆっくりゆっくり標高を下げていく

 

100年以上前に作られた線路を今も現役で使っているというのもロマンを感じて良い。

 

この列車に憧れた1番の理由は車窓から見える絶景である。氷河や湖、山などの大自然を存分に味わえる一方、ループ橋などの建造物、スイスからイタリアに移動する中で街の様子の変化など様々な楽しみ方がある。

 

車内で氷河特急のような食事のサービスはないが、飲み物などの機内サービスはある。飲食はOKのため、家族でお弁当を広げる人もいた。絶景を見ながらピクニックみたいで楽しそう。

 

パノラマで景色を思う存分楽しむことができる

席には英語のパンフレットがあり、そこにあるQRコードを読み取ると日本語で場所ごとに見どころの解説を見ることができた。これがあったおかげで氷河特急と比べてベルニナ急行のことを詳しく知ることができたと思う。

 

予約方法と座席について   

ベルニナ急行はレーティッシュ鉄道のHPから予約できる。夏シーズンに人気のある座席を取るためには、早めに予約した方が良い。1ヶ月前に8月中旬に予約したが、すでにかなり埋まっていた。

 

料金は、クールから終点のティラーノまでは2等席で1人89スイスフラン(CHF)(乗車券63CHF+座席指定26CHF)。サンモリッツからクール間は58CHFである。 

 

スイスからイタリアに向かう急行は右側座席が、逆方向は左側がオススメらしい。下に紹介する有名スポットがそちらサイドにあるからだ。私たちは左側に座ったが、十分に景色を満喫できた。窓が大きいしカーブが多いので、右側にいないと見れないスポットはなかった。

 

スイスハーフフェアカードがお得!

私たちはスイス内の鉄道やバスが半額で乗れるスイスハーフフェアカードを事前購入した。VELTRAという海外旅行サイトで120CHF(約2万円)で買った。

 

ハーフフェアカードはグリンデルワルドで乗ったユングフラウ鉄道とケーブルカーも半額にできるので、スイスでの山岳観光を満喫する場合、元は十分取れる。

 

このカードは乗車券だけが半額になるため指定席料金は定額のままになることに注意したい。クールからティラーノまでのベルニナ急行だと、乗車券31.5CHF+指定席料金26CHF=57.5CHFになる。

 

購入後、メール宛に電子チケットが送られてくるので、使う際はスマホを見せれば適用できて楽ちんだった。

 

ベルニナ特急の見どころ 

ベルニナ特急は乗っている間中ずっと楽しかったが、いくつかの見どころがあるので紹介する。私たちはクールから乗車したため、クール→イタリアに至る順番に紹介する。

ランドヴァッサー橋

私たちはベルニナ急行で通過したが、氷河特急でも同じルートを通る。

 

写真ではうまく伝わらないし、乗車しているとうまく写真も撮れないが渓谷にそびえ立つ高さ65mの石橋である。

 

高い

ランドヴァッサー橋

一番最初の見どころで、昔の時代にこれを作った人たちのことを考えるとその技術力に圧倒する。

 

ビアンコ湖

中盤の見どころはビアンコ湖である。山から溶け出た氷河が流れ込む湖でその青さに感動する。

奥の山々の氷河も迫力がありかっこいい。

ビアンコ湖の前で15分ほど停車し、下車することもできたのでゆっくり景色を楽しむことができた。

ビアンコ湖。奥に見えるのは氷河

15分ほど外に出られた



ポスキアーヴォ

ポスキアーヴォというボスキアーヴォ湖を中心に広がるリゾート地に入るまで標高を一気に落としていくのだが、この列車は返しがなく急勾配を走ることができない。そのため同じ場所を何回か大きく蛇行しながら徐々に標高を下げていく。

 

 

 

地図で見るとこんな感じ

 

そのため、同じ景色が徐々に近づいてくる。

 

遠くにポスキアーヴォのまち

 

ちなみにポスキアーヴォはスイスだが、すでにイタリア語圏である。

 

段々と近づいているのがわかるだろうか

 

山をだいぶ降りてきた

こんな経験は普通の列車ではまず体験できないので面白かった。

 

ループ橋

最後の見どころはループ橋である。

 

こちらも標高を徐々に下げるための石橋で360度回転したのち、降りてきた橋の間を通過するという、なんとも不思議な場所である。

 

ループ橋

降りてきた橋の間を通る

ループ橋を通りすぎるともう終点のティラーノも近い。


おまけ

ベルニナ急行型チョコももらえた

 

ティラーノについたあとの移動

終点はイタリアのティラーノだ。主要都市から離れているため、ミラノまで移動する必要があった。

 

とりあえず駅前で食べたアイスが美味しかった。スイスからイタリアに降り立った途端物価が安くなって感動した。

1.5ユーロくらい

 

ティラーノ駅の窓口は閉まっていたので、バス停の場所が分からずしばらくウロウロした。バス停は降車した場所の線路向かいにあった(下のマップ見てね)。

 

ティラーノからはコリコ(Colico)という街までバスで移動。コリコからミラノまでは電車で移動。電車で直接ミラノにもいけるようだが、時間帯的にバスと乗り継いだ方が早かった。

 

ティラーノのバス停の位置。降車場所の線路向かいにある

もし氷河特急と迷ったら?

予算や移動の都合で氷河特急かベルニナ特急、どちらかしか乗れない!という方には迷わずにベルニナ急行をおすすめする。

 

価格も氷河特急よりも安いし、何より氷河や山岳などの景色がとても綺麗だった(天気が良かったこともあるかもしれない)。

 

スイスから国境を超えてイタリアに進むにつれて景色が足早に変化していくのも面白かった。解説も日本語版があったため歴史など詳しく知ることができた。

 

また食事の提供がないため、優雅な旅ではないかもしれないが、純粋に景色を楽しんでいる人が多く和気藹々とした雰囲気で楽しかった。

 

氷河特急では食事を取らないと肩身が狭いので、食事はせずなるべく安くスイスの鉄道を楽しみたいという方にはベルニナ急行がおすすめである。

 

氷河特急の記事も参考にどうぞ

nonking0333.com

 

 

スイス【マイエンフェルト(ハイジの世界)】の楽しみ方

【7日目】

氷河急行を楽しんだ(?)私たちの次の目的地はマイエンフェルトである。スイス北東にある小さな村で、リヒテンシュタインとの国境でもある。

 

この村がなぜ有名かというと、あのアルプスの少女ハイジの舞台になったからである。スイス人よりも日本人の方が観光に来るだとか来ないだとか。

 

私たちももちろん、ハイジを巡るハイキングを目的にこの村を訪れた。ハイジのことは「クララが立った」「重力無視のブランコ」「塾のCM」くらいしか分からないけど。とりあえず、雄大な自然の中でのびのび暮らす少女の話なのだろう。

可愛いの連続 マイエンフェルト

 

夜にマイエンフェルトに着き、ホテルにチェックインしたのだが、ホテルからして可愛い。ハイジの世界に期待を膨らませながら眠りにつく。

可愛い宿の部屋
ハイジウェグ

次の日、観光マップを見ながら、マイエンフェルトのハイジウェグ(ハイジの道)の標識に従い町を歩く。何もないし、人もいないけど、石畳の道と石造りの家が可愛いので歩くだけで楽しい。

 

ハイジウェグの看板。細かく表示があるが念の為地図を持ってるとあんしん。

ちょっとした道が可愛い

 

しばらく歩くとブドウ畑に出る。おそらく全てワイン用で、綺麗な紫色をしている。畑の柵が石垣なのも可愛い。今のところ、全部可愛い。

 

ブドウ畑

別のブドウ畑では入り口が石垣だった



 

 

ヤギの水飲み場という有名な水飲み場もある。ちょっとしたお花があって可愛い。村にはいくつか水飲み場があり、子供が泳いでる場所もあった。日本と同じで田舎の子供たちは無邪気に挨拶してくれる。可愛すぎる。

 

ヤギの水飲み場

 

しばらく行くと小道に当たる。なんでもない道なんだろうけれど、穏やかな雰囲気に包まれて歩いていてとても心地よい。とても幸せな気持ちになってハイジの暮らしを思い浮かべる。とても穏やかで豊かな生活なんだろうな〜。

 

木漏れ日と緑が心地よく、なんて可愛い道!

 

 

放牧地もあり、牛が気持ちよさそうに寝ている。

牛ものんびり気持ちよさそうだ。可愛いなぁ

 

 

ようやくハイジに会えたと思ったら・・・!?

 

そうこうしているうちに、小道が道路に合流して、しばらく歩くとハイジ観光施設の入り口に着く。

 

遠目にハイジ、ペータと思しき男子、ヤギの像があるのが分かる。ここまで可愛いの連続だったので、さぞかし可愛いハイジがみれると期待。

 

ハイジドルフの入り口。期待が高まる

 

 

徐々に近づき、お〜ようやく会えたね〜と思ったら・・・

 

!?



あ・・・れ・・・?

 

これは・・・可愛くない!笑 目が怖い!

マイエンフェルト歩きは可愛いの連続だったので完全に油断していたが、主役がまさかの・・・笑

もしかしたらスイス人的にはこういうのが可愛いのかもしれないけど。

 

さらにハイジの奥に見える山は険しく、ハイジの足腰はなかなかに強健なのであろうと思った。クララが立った・・・のもあの斜面か?どうやって車椅子で移動したのだろう・・・

 

いろいろ想像と違うぞマイエンフェルト笑

 

切り立った山

 

 

ハイジドルフ

 

「ハイジドルフ」という観光村のような施設には、当時の放牧民の暮らしを再現した小屋や土産屋があった。この街で唯一の観光施設らしく、一部施設は有料になっていたが無料エリアだけで十分楽しめた。

 

ハイジドルフ

ヤギがいいロケーションで飼われていたり、放し飼いの鶏がいた。

 

ヤギ

 

当時の再現。ヤギ

 

ハイジドルフからさらに山道を行くとおじいさんのいる山小屋「ハイジヒュッテ」がある。ハイジ体験の道と名前がついているが、往復3〜4時間の登山道となかなかタフなので今回はパスした。やはりハイジの足腰はなかなか強健でただ自然の中でのびのび暮らしているわけではなさそうだ。

 

次回はいよいよベルニナ急行編。今回も乗務員に肩パンされるのか!?

スイス【ツェルマット・氷河特急】

【6日目】

流石に旅の疲れも出てきたころで、この日はのんびり移動dayだ。

なんせ、これまでの五日間はキャンプ道具など大きな荷物を抱えながら1日約2万歩、歩いてきたんだから。

 

ツェルマットでお買い物

電車は昼からだったので、のんびりとツェルマットの町でお土産を探すことにした。

ツェルマットには普通のお土産屋さんから、登山道具、ロレックスなど様々なお店がたくさんあった。

日本でおなじみの登山道具屋・モンベルもあった

スイスは物価が高いからお土産は買わない!と思いつつも、私にはスイスで絶対に買う!と決めていたものがあった。

 

そう、それはビクトリノックスだ。

 

登山やらキャンプやらが趣味ということもあって、以前からアーミーナイフが欲しいと思っていた。せっかく本場のスイスまでやってきたのだから、絶対に手に入れるぞ!と意気込んでいた。

 

売り場には日本で見ないほどの多くの種類のアーミーナイフがおいてあり、用途によって欲しいナイフを選ぶことができた。値段や用途を吟味しながらようやく「ビクトリノックス クライマー」というはさみやナイフや缶切りやらを詰め込んだ商品を買うことに決めた。

 

彼も商品を見るうちに欲しくなったのか、喜んで買い、名入れまでしてもらっていた。

これはせっかくスイスで買ったから、一生ものにするんだ!と彼と誓いあった。

そしてその誓いが守られることはなかった•••(後述)

 

登山用品店には看板ネコちゃんもいた

お土産を買い終わると、氷河特急で食べるものや飲むものをおなじみの「COOP」で買い込み駅へと向かった。

 

氷河特急に乗車

氷河特急

氷河特急はツェルマットからサンモリッツを約8時間でつなぐ特急列車だ。特急といえど時速は平均約35kmと遅く世界一遅い特急列車と言われている。

 

大きな車窓から流れてくる景色を楽しみつつ車内でコース料理も食べられる、ゆったり過ごせる優雅な列車だ。

 

優雅な旅と思いきや・・・

 

だが、この日はあいにくの雨。数々の見どころもやはり雨だと楽しみも減る。

窓からは絶景を見れるはずだった

 

周りのセレブらしき老夫婦たちはコース料理とワインをお供に優雅におしゃべりだ。

 

雨でも楽しめるのが優雅特急の強みであるが、私たちは移動目的の乗車なのでコース料理も食べない。ウェイターが飲み物は?と声をかけてきたが、こっちはCOOPでちゃんと仕入済みなので丁重にお断りした。

 

相席は中学生くらいの男の子一人。彼も料理は食べないようでそれが唯一の救いだ。

 

車内で優雅なランチを楽しめる

本当はコープでたくさん買ってきたお菓子を盛大に広げたかったが、そんな雰囲気でもなく、そそくさとお菓子を食べた。

 

移動に疲れてきて、ドリンクくらい頼もうかと思ったが、乗務員のおばちゃんは我々を無視してくる。机の上にドリトスを乗せているので相手にしてくれないようだ。車内ですれ違うときに肩パンされたので、嫌われてたのかもしれない。

 

車内で食べたトブラーチョコ。本物を見てから食べるトブラーは特別な味がした

別に乗車賃は払っているのだからいいのだが、隣で優雅にされるとやりづらく、セレブな特急列車の旅はまだ私たちには早かったようだ。ま、最終的にどうでもよくなってドリトスをバリバリ言わせて堂々としていたが。

 

そうこうしているうちに通過地点のクールという駅に着いた。サンモリッツまで乗るセレブ達とはここでお別れだ。

 

クールからの電車を乗り換え、本日泊まるマイエンフェルトに行く。

クール駅の様子。割と大きな駅

夜はドイツで食べそびれた憧れのウィルスト(白ソーセージ)を食べた!

 

巨大なウィルスト。美味しかったけど、これで3000円くらい。さすがスイス

 

次回は、(平和な)マイエンフェルト編!

スイス【ツェルマット・マッターホルン】


【5日目】

グリンデルワルドから電車でツェルマットへ!

電車でとなりに座っていたおじいちゃんと孫がポテチを食べていたのでどうしても食べたくなって買ってしまった。日本円で約400円。高え。。味は普通。

ツェルマットも駅の近くにキャンプ場があったのでテント泊をする予定だったけど、グリンデルワルドと比べ標高が高いため気温が低く、天気も悪かったため宿をとることにした。一人一泊朝食付きで約1万円。ツェルマットでも安い場所を選んだが高い。。。

しかし、良心的なホテルで観光前に荷物を置いて行っていいとわざわざ連絡をくれた。まずホテルに大きな荷物を置いて、そのままマッターホルントレッキングへ行くことに。

 

ツェルマットの街並み。リゾート地だ。

環境に配慮した都市のため、移動は電気自動車か馬車に限られる

 

マッターホルントレッキング

シュヴァツルゼー~ツムット~ツェルマット

今回もグリンデルワルド同様、ゴンドラで上まで登り、下りのみトレッキングすることにした。

ゴンドラでシュヴァツルゼーまで登り、マッターホルン北壁を見ながら歩き、ツムットなどの村を散策しながらツェルマットまで戻ってくるルートである。所用時間は約5時間。

 

シュヴァツルゼー

ツェルマットの山々は雄々しい。

ゴンドラでシュヴァツルゼーに到着すると、氷河に覆われた山々が現れた。グリンデルワルドの穏やかな雰囲気とは違い、気高く、荒々しい雰囲気を感じた。かっこいいなあ。

シュヴァツルゼーの乗り場から少し歩くとマッターホルンを間近に見られる場所に来た。

マッターホルン

シュヴァツルゼーからツェルマットまで下るルートは歩いている人も少なく所要時間も長い。眺望は乗り場周辺が綺麗だったため、周辺散策するだけでも満足することができると思う。

 

雲ってしまったが、このルートはマッターホルン北壁を望みながら歩くことができる。

マウンテンバイクを持って上がり、一気に下っている人も多くいた。ルートが長いのでそういうアクティビティもいいなあ。

 

小さな村の中を歩く

このルートは途中に小さな村の中を通る。

 


のどかでかわいい。ハイジを彷彿とさせる風景。

 

 

途中、マーモットの鳴き声らしきものも聞こえた。ぴえええ!!!という甲高い声が聞こえたらそれはおそらくマーモットだ。周りを見渡してみたが、姿は見ることができなかった。

 

そうこうするうちにツェルマットの町に降りてきた。

ツェルマットの町にあったマーモットの像。

スイスで初のレストランでの食事

途中雨に打たれ、身体も冷えていたため早めにホテルにチェックインして食事を探すことに!!

本日の宿

スイスに入ってから、ほぼCOOPのパンでやり過ごしてきた。観光にお金を使いたかったから食費は抑えるほかなかった。

 

でも、今日は食べるぞ~~~!!

 

意気揚々とツェルマットの町に繰り出して、食事処をさがした。

彼はチーズフォンデュ、私はチーズフォンデュが苦手のためヴィルスト&ロスティ(ソーセージとポテト)が目当てだ。

 

値段を見ると他の店よりもリーズナブルそうな店があったので入店した。

 

人気店のようで、既に座席が予約済だったが、予約時間までなら大丈夫とのことで入店。それでも約二時間あったのでゆっくりできそうと思いオーダー。

 

だが、悲劇が起こる・・・

ヴィルスト事件

どうしてもヴィルスト&ロスティが食べたい私は、写真を見せてうったえた。

私「これが食べたいの!!」

店員さん「◎$♪×△¥●&?#$!」

私&彼「????」

せっかちなのか、英語を話しているようだがよく聞き取れない。何回か聞きなおすうちに時間がかかると言っているようだと分かりOK、と返した。チーズフォンデュとサラミなどがのったスイスの伝統的なプレートも注文することができた。

 

待つこと数分、チーズフォンデュとプレートがやってきた。


どちらもおいしそうだ。

私はヴィルスト&ロスティが来るのを持った。プレートとパンをつまみながら。

しかし、待てども待てども来ない。不安が募る。

 

おそるおそる店員に確認すると、注文ができていないようだった。

早口店員と上手く意思の疎通ができていなかったようだ。チーズフォンデュなんて一人で食べるもんじゃないし、プレートも頼んじゃったのでヴィルストはキャンセルしたと思われてしまったようだ。

 

ぴええええ!!!

マーモット並みの声で鳴きたかったが、席の時間も限られていたためプレートとパンを食べて大人しくレストランを後にした。

 

スイスでCOOP以外の食事はまだ早かったようだ。

スイス【ユングフラウ鉄道・トレッキング】

 

【4日目】

この日はグリンデルワルドに連泊したため、丸一日観光に費やすことができた。

ユングフラウヨッホまでのアクセス

ユングフラウヨッホへは、時間帯の都合でロープウェーと鉄道を使ってアクセスした。アイガーグレッチャー駅までロープウェーで向かいそこからユングフラウ鉄道に乗り換えた。

 

乗ってから気づいたのだが、アイガーグレッチャー駅からユングフラウヨッホ駅まではメンヒとアイガーをくりぬいたトンネルの中を通るため景色はゼロだった(笑)。

 

グリンデルワルドから電車を乗り換えてアクセスする方法もあったので、景色を楽しむなら電車に乗るべきだった…。

 

ロープウェーからはグリンデルワルドの街並みが見える。これも悪くはない

アイガーグレッチャーでユングフラウ鉄道乗り換え

ユングフラウヨッホでできること 

スフィンクス展望台

ユングフラウヨッホに到着すると、まずスフィンクス展望台に向かった。

スフィンクス展望台には、屋外バルコニーがあり、ユングフラウ、メンヒさらには

アレッチ氷河も見られる。しかし、私が訪れた際は雲に覆われており、眺望はほぼなし(泣)。

 

なんとか景色を見たいと粘っていると一瞬の晴れ間にメンヒが顔をのぞかせた。

メンヒ!

スフィンクス展望台。一瞬晴れ間が出てきた。

さらにねばったが、雲が晴れることはなく残念な気持ちが残った。

きっとユングフラウがまた来いよと言っているんだ。

 

でも、天候が悪くて景色が見えなくてもユングフラウヨッホでは他にも見どころがある。

 

②TOP OF EUROPE にある日本の郵便ポスト

日本人にとって、もう一つの見どころは日本のポストである。

ユングフラウヨッホには、富士山五合目の郵便局と姉妹提携した赤いポストがある。

見慣れたポスト!!

そしてなんとこのポストは本当に投函が可能なのである。

 

ポストカードと切手は売店で購入ができる。日本人の利用者が多いため、「日本に送りたい」というと相当金額の切手をもらうことができた。

 

ただ、ここは標高3454m。慣れない英語での宛名書きには時間がかかり、友人三人に出すため何を書こうかと悩んでいるうちにふらふらになってしまった。あちゃ~

ホテルなどであらかじめ書いたものを投函すればよかったかもしれん。

 

隣にスイスの黄色いポストもあり、赤いポストに投函した後

「あれ?こっちに入れるのが正解だったのか…?」と冷や汗をかいた。

友人が一週間たっても届かないと言うのでやっぱりミスった!!と思ったけど

その後、無事日本に届いたようだったのでどっちに投函してもよいみたいだ。

 

アルパイン・センセーション/アイスパレス

景色が見れなくても、手紙を出す友人がいなくても他にも見どころはある。

 

アルパイン・センセーションはイルミネーションなどを用いた展示でユングフラウ鉄道の歴史やこの地方の文化を学ぶことができる。

 

変なおじさんもいて面白い。ちなみにこのおじさんは光ります

ここを通り抜けると、氷河を掘って作った氷の宮殿・アイスパレスに辿り着く。

地面も壁も郡でできており、中には氷でできた彫刻もある。

スケートリンクみたいで勢い出せば少しだけ滑ることもできる。

アイスパレス

氷の彫刻。写真撮りそびれたけれど大作がいっぱいあった

他にも雪の上を歩ける屋外展望台もあったようだが、外は真っ白で景色は見えないし、はしゃぎすぎてふらふらになったので降りることに。

帰りはそのまま降りるのではなくトレッキングをして降りることにした。

スイストレッキング!!

往復することもできるが、登りはしんどいのとトレッキングシューズを持っていなかったため、簡単に歩けそうな下山のみ歩いた。

 

ユングフラウ鉄道ユングフラウヨッホ~アイガーグレッチャーまで行き、アイガーグレッチャーからクライネシャイデッグ駅を経由して、メンリッヘンまで歩いた。

 

どちらのコースも王道のため歩いている人は多いし、看板もあるため道迷いはないと思うが、念のため地図は持っていこう。るるぶの付録にもついていたし、案内所でも英語の地図があった。

 

こんな感じの登山道

湖の奥に見えるのが最初のチェックポイントであるクライネシャイデッグ駅

途中ユングフラウ鉄道も見える~

牛の合間を縫う道も(笑)カウベルが鳴り響いて心地よい。

ユングフラウ三山。今回のルートはこれらに背を向けてあるいた。逆のルートで三山を見ながらのトレッキングもいいなあ。

私は日本でも登山をするけれど、今回のトレッキングは下山のみということもあり難所はほとんどなくゆる~いハイキングのような感じで歩けた。

 

そうこうしているうちにクライネシャイデッグ駅に到着。ここまで約1時間。

クライネシャイデッグはご飯を食べられるところもあり、かなりにぎわっていた。

でも値段が我々には高すぎるので素通りして、次のチェックポイントのメンリッヘンまで向かう。

クライネシャイデッグ駅

 

クライネシャイデッグからメンリッヘンのコースも平坦で、スニーカーでも歩くことができる。

 

グリンデルワルドの街並みが見える

 

メンリッヘンまでは1時間半くらい。

 

メンリッヘンからはグリンデルワルドとヴェンゲンにロープウェーが出ている。

ヴェンゲンにも行きたかったが、体力を使いはたしたためグリンデルワルドに帰宅することにした。

メンリッヘンには遊具も沢山あり、絶景を見ながらアクティビティができる。がきんちょが多かった。

 

メンリッヘン

牛のすべり台

そして、ロープウェーで町まで戻りキャンプ場泊。

良い一日だった。今回は下りのみだったけれど、次はちゃんとトレッキングシューズ持ってきて、もっと違うコースを歩いてみたいな。

 

 

ドイツ~スイス【グリンデルワルド】

3日目からは憧れのスイスへ

スイスは見どころが多いけれど、なんせ物価が高く

円安の影響(1CHF=137円(2022年8月))もあり、とてもじゃないけれど長居できない。どうしても行きたいところにしぼって、節約しながら観光をした。

 

3日目:スイス入国、グリンデルワルトへ

4日目:グリンデルワルト 観光

5日目:ツェルマット 観光

6日目:氷河特急でツェルマット~クール移動、マイエンフェルトへ

7日目:マイエンフェルト 観光、ベルニナ特急でクール~ティラーノ移動 イタリアへ

 

【3日目】

この日はシュツットガルトからDB(ドイツ鉄道)でバーゼルまで行き、バーゼルでSBB(スイス国鉄)に乗り換えてグリンデルワルトを目指した。

スイスの国鉄SBB ドイツと違って切符の確認はしっかりしていた

スイスではハーフフェアカードを活用した。鉄道、ロープウェイなどが半額になるというチケットだ。乗り放題チケットもあるが、ユングフラウヨッホやロープウェイの使用は対象外のため、結果的にハーフフェアカードの方が安く済んだと思う。

 

 

スイスについたら国民ドリンクのリベラをいただく。乳酸炭酸飲料でまあまあうまい。

そして、世界的にも有名なアイガー・メンヒ・ユングフラウの三山の観光拠点である、グリンデルワルトに着いた。

抜けるような青い空、可愛い家、雄大にかまえる本当のアルプス・・・。物価は高いがこの景色には代えられない。本当に来てよかった・・・。

 

外食は高いので、駅の近くのCOOPで食材を安く仕入れ、宿泊費を浮かすためにテント泊へ!浮いたお金でロープウェイ&登山鉄道へ乗ることにした。

 

この日は午後にグリンデルワルトについたので、まずキャンプ場に向かいテントを設営してから、町の中を歩く軽いトレッキングに出かけた。るるぶスイスに載っていたトレッキングコースを参考にした。

 

↑トレッキングのルート

 

このルートはほぼ舗装された道を歩く。山登りのような高山感がある感じではないのだが、スニーカーでも安全に歩けるし、グリンデルワルドは街並みは美しく、どこからもアルプスが見えるため、気軽に美しい景色を楽しむことができた。

始めは川沿いの小道を歩く

川は氷河の雪解け水のため白く濁っている

小道を抜けるとあとは全て舗装道路。

村の中を歩くため、村人になった気分で楽しい

スイスはトレッキング文化が根付いており、案内版も結構な頻度であるので安心

村内バスが村中張り巡らされているので、疲れたらバスで帰るというのも手だと思います。

こんなとこにもバス!

 

 

 

あ~~~楽しかった!スイス一日目は終わり!

早めに帰ってキャンプ場でゆっくりしました。